2009年2月27日金曜日

とんでもない歯医者、その4

歯の治療を受けてから何年後だったでしょうか。

写真週刊誌(フォーカスとかフライデーとか・・・)といえば数々の物議を醸しながら多くの人に愛読されて続けていますが、私も話題に乗り遅れまいと手当たり次第読んでいた時期がありました。

今考えると「あの乱読は何だったんだろう」と思うこともありますが、そんなことを考えてはいけません、当時の私にとっては「世の中についていってる」と錯覚を持たせてくれたのは事実なのですから。

今では、その雑誌の体裁が漠然と記憶に留まっている、あるいは読みあさっていたと言う事実だけの過去完了になってしまった写真週刊誌ですが、ですがただ一つ、比較的印象に残っている記事があります。


ある日のこと、写真週刊誌を手に取りザッと見ていたところ突然、記憶のある建物の写真がでかでかと掲載されていました。「おや」と思いよく見ると、そうです、前述の歯を抜かれた歯医者です。

こんな記事を見つけてしまえば読まずにはいられません。

そのページの見出しには「・・・脱税・・・」の文字が。
具体的な内容は覚えていませんが、写真と見出しは今でも覚えています。

当時写真週刊誌と言えば全国的に最前線の雑誌です。
内容の善し悪しは別にして、掲載されるにはそれだけの話題性が必須条件だったはずですが、つまりそれだけの価値があったと言うことです。

脱税と言えば、その金額が話題性の高低を決定するのは言うまでもありません。
ですが、さすがに遠い過去に読んだ話、その金額までは覚えていません。

しかし一介の町医者です、ここまで話題になると言うことは並々ならぬ努力もってとんでもない金額を脱税したのではないかと思います。

そう考えるときっと、私が抜かれた歯もその脱税の為の利益の端っこあたりに寄与していたのかもしれません。


ところで、話題はここで終わったわけではありません、もう一つおまけがあります。
この歯医者、脱税と共にもひとつ事件が発覚しました。無資格の人間に治療行為をさせていたのです。

その無資格の人間の名前を文中に発見したときは思わず「えっ!」。そうです、私の歯を強引に抜き取ったあの医者です。
確か「ももせ」と言う名前だったと記憶しています、まさしくその名前を発見したのです。

遠い過去の出来事として記憶の彼方に消えかかった頃、突然呼び戻された苦い記憶(忌々しい記憶とでもいいましょうか)、その記憶が蘇ってきた瞬間でした。


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2009年2月22日日曜日

とんでもない歯医者、その3

これだけの強引な治療をすればそれで終わるはずがありません、この後も大変でした。それは痛みです。

歯医者を出る時点ではまだ麻酔が効いていた為か、苦痛と言うほどの痛みはありませんでした。
ですが時間の経過と共に段々と痛みが増し、ついには仕事が手につかなくなるほどの激痛に変わっていったのです。

もちろん沈痛剤を貰っていたはずですが、夜も眠れない程の痛みに苦しみ、1〜2日その苦痛に耐えていたのを覚えています。


現在、私にとって歯医者は恐怖の存在ですが、それはこの時に確実のものになったと言っても過言ではないと信じています。

それにしても今にして思えば、あの歯は本当に抜く必要があったんでしょうか。
いや、間違いなく抜く必要など無かったはずです。

などと今更自問自答してみても何の意味もありません。
ですが、今現在の認識(知識)を持っていたとすれば、「ふざけるな」と言って治療を断ったかもしれません。


この歯医者での苦い思い出はこのくらいにしますが、実は凄く有名になったと言うおまけがあるんです、この歯医者。

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2009年2月20日金曜日

とんでもない歯医者、その2

記憶では確か、全ては「初診のその日」に起こったことだったと思います。

会社勤めだった私は治療後また仕事をするつもりでいましたので、一時の時間を貰って歯医者に行きました。

初診という軽い気持ちもあったでしょうし、そんなに時間も掛からないと考えていたと思います。まして、のたうちまわるような苦痛に耐えることになるだろうなんて考えもしなかったはずです。


ところでそのときの歯の症状ですが、私自身は虫歯だと思っておりました。
痛みが発生していたのは右下の最も奥の歯でが、たぶん虫歯だったと思います(あくまでも素人判断による推測です)。

歯がぐらついていたわけでもなく、歯茎に異常があったわけでもありません。
過去に治療をしたことがあったかもしれませんが、どうにもならない程めちゃくちゃな歯ではなかったと思います。


治療中の殆どの光景は忘れてしまっていますので、前述の自然歯科の時のように事細かには記述できませんが、ともかく歯を抜く羽目になったことだけは覚えています。

しかも、その抜き方に至っては今でもはっきり覚えているほどインパクトのある方法でした。

如何にして歯を抜かれたか、一部始終を見ていたわけではありませんが(目を閉じて苦痛に耐えていたと思います)、感覚的に記憶のある限りでは以下のとおりです。

1.何かで歯を挟まれ(ペンチのような物かもしれません)歯を揺らします。当然ですが、顔全体がその動きにつられてグラグラ。

2.簡単に歯が抜けないと考えたのでしょうか、次に採用した方法は、該当の奥歯に何かをあてて、何かで叩く(ハンマーのような物かもしれません)行為です。

この時はほんとに参りました。
今も覚えていますが、頭にガンガン響いてくるんです。
それだけでは無く、治療前に麻酔を打たれていましたが、それでも痛みを感じたので再度麻酔を打ってもらったような気がします。

時間にしてどの位経ったのでしょうか、ようやく歯が取れた時にはぐったりしていたと記憶しています。


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2009年2月15日日曜日

歯は再生する?その9

この一連の内容を書くにあたって多くの方のブログを拝見いたしました。
そして多くの方が歯で悩んでいらっしゃることを知りました。
それも治療を受けたのにもかかわらず、いや言い方を変えて、治療を受けたが為にです。

苦痛は本来的には本人にしか分かりません。
治療する方(医者)は、知識とか経験からその苦痛を受け止め治療を施すのでしょうが・・・。


実は、私自身もかつてとんでもない治療を受けたことがあります。
恐らくその様に断言しても差し支え無いだろうと今は思っています。

この章以降は「歯は再生する?」のタイトルはそぐわないと思いますので、「とんでもない歯医者」に変更します。


「とんでもない歯医者、その1」

二十歳を少し過ぎた頃でした。
それまで歯医者通いは殆どしないタイプの人間でしたが、その年代と言えば多くの人が経験するように、おざなりな歯磨きや食べてすぐ寝る習慣等、歯に対する気遣い等全くしない生活を送っていました。

そんなある日、突然歯痛に見舞われ「痛みに耐えるなんてもっての他」と言わんばかりに歯医者に行った記憶があります。

職場の近くに大きな歯医者がありました。
そこは多くの患者を抱えていることでも有名でしたから、比較的安心して治療が受けられると考え行くことにしました。

ところでその歯科医、どれだけ大きいかと言いますと。
3階建てだったと思いますが、1階は歯科技工の部屋(もちろん入ったことはありません)があり、2階は全て治療室です。(3階には何があったか、私には分かりません)

外見からしてちょっとした社屋と見間違う程のその建物、その2階は全て一般の診察に使われていたようですが、そこに診察台が何台あったと思いますか?
数えた訳ではありませんが、両サイドの窓ガラスに向かってズラッと診察台が並べてあり、片側だけでも6〜7台はあったのではないかと思います。いや、10台位あったかもしれません、あの幅をとる大きな診察台がです。

その歯科医はあくまでも町医者です、病院ではありません。
後にも先にもあんなに大きな施設の歯科医に巡り会ったことはありません。

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2009年2月12日木曜日

歯は再生する?その8

「歯は再生する?その1」の冒頭に紹介した「ためしてガッテン」を見たのは、歯の治療を受けた一月後位だったと思います。

それまでは、前述の歯医者で治療を受けた事が良かったのかどうか半信半疑の部分もあったのですが、この番組で紹介された内容と上記歯医者の言わんとしている内容に多々共通する部分があり、「歯の治療もこうゆう考え方になってきているのか」と納得したのは言うまでもありません。

ちなみに、番組の内容の一部をご覧になりたい方は以下をどうぞ
http://www3.nhk.or.jp/gatten/archive/2008q4/20081105.html
歯は常に、溶解と再生を繰り返しながら噛むという機能を維持しています。
ですが、削ってしまった、あるいは抜いてしまった歯は生涯元には戻りません。


ご紹介した「ためしてガッテン」のページでも説明されているように、食後一定の時間帯は歯が溶けやすい状態になってていると言います。しかし、その時間帯を過ぎると歯を修復する動きに変化するそうです。
食べかすを分解する酸と、カルシウムの含まれた唾液が交互に、歯を溶かしたり直したりしながらその機能を維持していると言うのです。

なるほど歯は再生(と言うよりも修正と言うべきでしょうか)するんですね。


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2009年2月11日水曜日

歯は再生する?その7

前回の書き込みから、あっという間に1ヶ月が過ぎてしまいました。
そしてまたまたブログをサボってしまいました。ごめんなさい。
ですが続けます、これからもまだ。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

前回の「歯は再生する?その6」までが今回の治療の顛末です。

あれから数ヶ月、治療した歯はどうなっているかと言うと、もちろん何の支障もありません。
苦痛を取り除くために、あるいは治すために、お金を払って治療を受けた身としては「あたり前」のことだと考えてしまいますが、こんな考え方は少々傲慢かもしれませんね。

ところで、
タイトルにある「歯は再生する」はあり得ないと考えがちですが、実は歯は再生するんです(らしいです)。
「再生」なんて飛躍した言い方かもしれませんが、前述した「自然歯科」から頂いてきたパンフレットならぬコピー紙には「歯は生きている」と題するページが含まれていました。

オットセイの歯をサンプルにして記述してありましたが、その全文を以下にご紹介します。(転載の了承を得ておりませんが・・・)

ーーー以下パンフレットよりーーー
上の歯はオットセイの歯です(歯の写真が掲載されています)。歯は二次象牙質を内部に作り自ら神経を守ります。痛みなどの体の反応を大切にしながら、優しく、痛くなく悪い所を取って食べ物が溜まらないように歯に優しい材料で包帯をするように穴を塞いで細菌による科学的原因と噛み合わせによる物理的無理を取ってやれば歯は再生します。人の歯でも上記のように適切に処置すれば左下の画像の様に(歯の写真有り)神経まで行く様な深い虫歯でも右下の様に(歯の写真有り)二次象牙質が出来て神経を取らなくて済む可能性があります。
安易に神経を取るのは止めましょう。
歯は生きている。一度削った歯はもとには戻らない。歯を大切に!
ーーー以上パンフレットよりーーー

と言うことです。


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暖かさは毛細血管からやって来る

♩♩ ♩♩ ぼくらはみんな 生きている 生きているから 歌うんだ ・・・・・ 手のひらを太陽に透かしてみれば 真っ赤に流れる僕の血潮    ♩♩ ♩♩ こんな歌を歌っていた頃は幸せだったなー 冬でも元気よく遊び回っていたような気がする いやきっと元気良...