2015年4月27日月曜日

本当にあった恐い話。・・・続き

2015年4月27日


実は1〜2日程前「脳の老化」に関する本を読みました
人間が記憶力や判断力を失って行くメカニズムについて
最新の知見を元にして書かれた本です


脳の機能には「ワーキングメモリ」「エピソードメモリ」
という二つの概念があるそうです

例えば自転車を置いた場所に戻ると言う行動は
「エピソードメモリ」が関わってきます

買い物に出かけて自転車を駐輪場に置く
買い物を済ませて自分の自転車に戻る
というような場合
自転車を置いた時の記憶を手繰りながら
置いた場所を思い出そうとします

置いた時の状況を正確に思い出せないとしても
その時のおおよその状況(場所も含め)は蘇ります
この脳の中に保存されている「行動の記憶」が
エピソードメモリです


エピソードメモリは
脳の中のタイムトラベルに例えられていて
「いつ・どこ」と言った情報に加え
その情報にまつわる感情や知識などが
周辺情報として関連付けられています

しかしながら歳を取ると
エピソード(過去の行動)に周辺情報を効果的に
関連付けが出来なくなり更には
正確さを欠いた状態で関連付けらてしまうため
そこに置いた事は覚えていても
位置を思い出す為の正しい情報を記憶の中から
呼び戻す事が難しくそうです

更に深刻なのは
「そこに留めた(置いた)」事さえ忘れてしまう
ここに至ってしまうと「認知症」と言う事になります

何とも恐ろしい「脳の老化」による現象ですが
そんな事をさまざまと書いてある本を読んだ直後で
「まさに体験するような事態」
に陥ってしまったのですから混乱はひとしお

思い出そうとすればする程
脳内がパニックに
「何処に置いたっけ」
「何処にあるんだ」
「どうなっているんだ」
何しろ「この辺りに置いた」と言う
見当さえもなくなっているのですから
気分はかなり深刻です


自分を落ち着かせながら
ゆっくりまわりを見みながら
記憶の断片にたどり着く事を祈っておりましたが
運良くとでも言いましょうか
立っている場所から2mm程先に見覚えのある自転車を

 ”発見!”
 ”あった、あった”
 ”良かった”

と、この時ばかりは
混乱が高じた時に急激に身体中が熱くなる
 ”あの感覚”
それに呼応するように一気に汗が吹き出る
 ”あの生理現象”
かろうじて気を取り戻す事が出来ましたが
実に奇妙な感覚を味わった一瞬でした


不思議な体験です
従来であれば 置いたところを忘れても
(駐輪に限らず、車の駐車、物も含め)
記憶の糸をたどりながら一つ一つ思い出せる
いや 思い出す行動に移行できていたのですが

今回に限っては思い出すと言う行動自体起こせず
一瞬「頭の中が真っ白」状態でした
(「頭の中が真っ白」という言葉は度々聞き及んで
 いたものの 今迄は単なる表現として捉えていました
 でも今回は違います ほんとに頭の中が真っ白に・・
 実際こんなことってあるんですね)

そしてこれはまさしく「脳の老化」現象の
一過程だとすればかなりガッカリです
いつかは訪れるかもしれないと思いつつも
見たくない現実を突然突きつけられた
とっても良い気分になれない体験でした


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